家具の修復について
FUNNELで扱う家具のほとんどは、長い年月を経た古いものです。
仕入れた家具は、一点ずつ状態を確かめ、必要な修復を行ってからご紹介しています。
目指しているのは、新品のように戻すことではありません。
家具の持つ雰囲気や素材の特性を見ながら、あえて手を加えずに残す部分もあります。
古いものの良さを大切にしながら、一人の職人として、より良い状態に仕上げたいと考えています。
引き出しや引き戸の動きを調整し、緩んだ接合部は分解して組み直します。傷みのある部分には補強や埋め木を施し、状態によっては部材を交換することもあります。
修理には当時の鎹(かすがい)を用いるなど、できる限りその時代の技法や素材を取り入れています。
木部は古い質感を損なわないよう、手触りを確かめながら丁寧に磨きます。仕上げは家具に合わせて、無塗装のままにすることもあれば、汚れを防ぐための仕上げや補色を施すこともあります。
また、長年の使用で溜まった埃や汚れは、隅々まで洗浄して取り除いています。
修復を終えた家具にも、傷や染み、木の欠け、塗装の擦れ、金具の錆など、さまざまな経年の痕跡が残っています。
古いガラスには、細かな傷や気泡が見られることもあります。
こうした古い家具ならではの特徴を大切にし、使用に支障のないものは、味わいとして残しています。
古家具の状態は一点ごとに異なります。気になる箇所やご希望がございましたら、ご購入前にお気軽にご相談ください。